ニホンヤモリを飼育していると
「くる病」という病気を聞いたことがあると思います。
特にメスのニホンヤモリを飼育している人に向けて、
今一度注意していただきたいと思っています。
以前、私が飼育していたニホンヤモリと
同じようにならないように、
また、自分に言い聞かせるためにも、
このようにして記事にしました。
基本的な飼い方や必要な物はこちらの記事へ
ニホンヤモリ♀の産卵後は特に注意して観察する
ニホンヤモリのメスを飼育していると
産卵することがあると思います。
その時は今一度、くる病には注意してほしいと思っています。
おそらく、ニホンヤモリを飼育している方は
常に「くる病」には気を付けていると思います。
その中でも特に産卵後は、
栄養素の多くが卵に行き、
カルシウムを大量に消費していると思われます。
普段と同じようにしていると、
大切なヤモリが、そのまま病気になってしまうことがあります。
産卵後はカルシウムを積極的に与え、よく観察する
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よくニホンヤモリを飼育するときには
カルシウムパウダーを生餌に付着させていると思います。
私も同じように(普段と同じように)あたえていました。
産卵もその1度だけでなく、3度目の産卵でした。
私もいままで通りで大丈夫だと思い込み
特に注意深くとはいかない程度の観察しかしていませんでした。
その数日後、
飼っているメスのニホンヤモリがくる病になっていることに気づいた時にはもう手遅れでした。
本当に後悔しかありません。
エサをちゃんと食べているか確認する
産卵後、食欲が減退することがあるそうです。
確かに、いつも通り生餌を入れていたものの
くる病になった時には、餌を食べていないことがわかりました。
生餌がケージの隅っこで死骸になっていました。
普段ならば与えたときに、すぐ食べに来るか、
後で食べていることが多いです。
そのため、エサをちゃんとたべているのか、確認していませんでした。
産卵した後は、食欲が減退していないか
いつも以上にチェックしてあげてください。
産卵後の対策方法
産卵後は先ほどお話しした、
エサをちゃんと食べているか確認するとともに、
ヤモリの体の状態などをよくチェックするべきでした。
思いつく限りだと
- 壁に張り付くことができるか
- しっぽの形状はきれいか
- 体全体の皮膚が張っていてシワになってないか
- 動きが変な動作になっていないか
このような異常を早く発見できれば、
防ぐことができたかもしれません。
他にはカルシウムパウダー入りの霧吹きをこまめにあたえたり、
日光浴(不必要説もある)をいつもより、
おこなったりする方法もあったと思います。
いままで通りで大丈夫だろうと思い込んでいたのが、
今回の過ちでした。
みなさんもニホンヤモリが産卵した後は
特に注意してよく観察してやってください。
まとめと飼っていたヤモリのこと
今回私が飼っていたヤモリは、
くる病になったと気づいてから強制給仕で一度は回復傾向を見せました。
ですが、やはりまた状況が悪化し、
そのまま残念な結果になってしまいました。
みなさんも大切に育てているヤモリが、
同じようにならないようにと思っています。
あとこれは予想の話ですが、
私が今回飼っていたヤモリは産卵後、
脱皮も重なっていました。
脱皮もカルシウムを消費すると聞いていたので、
ダブルパンチだったのかもしれません。
産卵前までの元気な姿から、
一転したことで悔やまれますが、
実はもう一匹(♂)いるので、
その子を一層大切に育てていきたいと思います。