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タイトル | Loes of P |
対応機種 | PS4/PS5/Xbox S・X/Xbox one/steam |
ジャンル | アクションRPG |
プレイ人数 | 1人 |
発売日 | 2023年9月19日 |
CERO | CERO D(17歳以上) |
ライズオブpを体験版からプレイし、製品版で約20時間ほどたった時点での評価をしたいと思います。
個人的にも体験版をプレイしたときからすでに好感触で、待ちに待った作品の1つでした。
ソウルライク系や死にゲーが好みではありますが、
それを除いてもかなり出来が良い作品だと思います。
ソウルライクや死にゲーといったジャンルは難易度を特に気にしている方も多いと思います。
そのあたりにも触れながら、初見評価を書いていきたいと思います。
後日クリアしました。クリア時間やクリア後の評価・感想を書いています。
ネタバレが強くなるので、気になる方はクリア後に見ていただけると良いかと思います。
記事はこちら
また、クリアまでに使用していたおすすめ武器についてはこちらよりお願いいたします。
ストーリーや世界観
![](https://tamamon.blog/wp-content/uploads/2023/09/ホテルクラッド.jpg)
ライズオブPは童話ピノキオを題材としたダークファンタジーな世界観となっています。
ソウルライクゲームではおなじみな感じはありますが、
王道ともいうべき世界観+ピノキオを題材としたストーリー展開は高評価でした。
街並みやデザインも中世のヨーロッパ風で、この手のジャンルをよくプレイする方なら、
すんなりと入っていけるものとなっています。
ストーリー概要
ライズオブPの世界では人形(機械)が活躍し、人々の生活に溶け込んでいた。
この人形の活躍により人々は豊かに暮らし、繁栄をもたらせた。
だがある日を境に人形が次々と暴走し、人々を襲い街を荒廃させてしまう。
そんな中で一部の人形は、自我をもったかのような振る舞いをする人形の存在があった。
人形作りとして有名なゼペットから生まれた主人公も自我のようなものを持つ人形の1人だった。
町では人形が暴走した原因はゼペットだと疑いをかけられ追われていた。
そのゼペットを助けるべく、主人公は命令、いや、自分の意志で助けに向かうのだった。
ピノキオの世界観がオリジナリティを出している
ピノキオを知っている方であれば、
ピノキオといえば人形でありながら人に近い心をもち、嘘をつくと鼻が伸びるというイメージかと思います。
ライズオブPでは、それらピノキオのイメージをそのままゲームに落とし込んでいます。
ソウルライクの王道なシステムながらも、オリジナリティを出せているとても良い部分だと感じました。
全体的なデザインや敵も人形だけでなく、
人や機械らしいロボットであったり、モンスターのようなものまで様々存在します。
また、人々と関わる中で嘘をついたり真実を述べたりする選択があり、
それらがストーリーに関わっていく内容もすばらしいものを感じました。
グラフィックやBGMについて
![](https://tamamon.blog/wp-content/uploads/2023/09/ソフィア.jpg)
グラフィックについては、PS5版でのプレイ評価となります。
グラフィックについては、デザインの良さも相まって美しいものとなっています。
ゲーム中でのグラフィックも手抜き感を感じることはありません。
また、エフェクトや人形が壊れていく様子なども違和感を感じることなく、
とてもいい表現です。
BGMに関しては、ダークファンタジーを思わせるBGMが流れ、
ちょっと不気味な雰囲気を感じることができます。
ホテルなどの拠点となる場所では、ゆったりと中世やヨーロッパを感じさせるようなBGMを流すこともでき、
世界観を壊さない作りです。
難易度について
![](https://tamamon.blog/wp-content/uploads/2023/09/死亡画面.jpg)
ゲームシステムの前に難易度について触れたいと思います。
システムの詳しい部分は後述します。
ソウルライクといえばやはり難易度が高く気になる方も多いと思います。
今作ライズオブPも有名なソウルライク系シリーズを参考にしているところも多く、
難易度は全体的に高いです。
逆に難易度からシステム面まで、ソウルライクや死にゲージャンルをプレイしてきた人ならば特に理解しやすく、
似ているところも多いです。
まさにここは王道といった路線だと思います。
初心者にとってはやはり最初に手を出すには少し勇気がいるかもしれません。
ですが、良い意味で他のソウルライクや死にゲー似ている部分が多く、
理不尽さは今のところは感じない出来栄えを感じます。
操作やゲーム内用語はガイドを活用
![](https://tamamon.blog/wp-content/uploads/2023/09/ガイド.jpg)
ソウルライクゲームに慣れている方ならば、よくあるシステムの呼び方が変わっているだけで
すんなりと理解できると思います。
ですが、ガイドで確認できることに越したことはないですし、
ましてや初心者の方にはすぐに理解できないこともあると思います。
近年のゲームではガイドや手引きのようなものがついてることが多いですが、
ライズオブPにもしっかりとしたガイドがあるのは安心です。
ガイドの内容も私は一通り見ましたが、知りたい用語ごとに並んでいたり
画像と共に説明分があってわかりやすかったと思います。
また、プレイスタート時のチュートリアルはもちろんあります。
ゲームシステム・アクション性について
![](https://tamamon.blog/wp-content/uploads/2023/09/ゼペット.jpg)
ソウルライクシリーズおなじみのシステムがほぼ採用されており、
際立ったものはないですが、個人の感想を踏まえて項目ごとに書いていこうと思います。
先に全体的な評価と感想をいうと、システム・アクション性はかなりよくできていると感じました。
インターフェースや装備画面も比較的使いやすく、
ソウル系のゲームに慣れていない人でもすぐに慣れると思います。
厳しい目でみると、近年のよくできたソウルライク・死にゲーをマネているので、
オリジナリティに欠ける部分でもあると思います。
これはアクション面にもいえます。
王道で安心なシステムをとるか、斬新で変わったアクションをしたいかによっても評価が分かれるところではあります。
戦闘スタイルは3種より選択
![](https://tamamon.blog/wp-content/uploads/2023/09/戦闘スタイルの選択.jpg)
戦闘スタイルはゲームスタートすぐに3種より選択します。
コオロギの道(バランス型)、バスタードの道(スピード型)、スイーパーの道(パワー型)といった印象です。
このあたりに関しては体験版で自分はプレイしていたため、それぞれの特徴はある程度つかんでいました。
個人的な意見にはなりますが、私のおすすめはスイーパーの道(パワー型)になります。
どの道を選択してもおおきな問題はないと思います。
ステ振りとビルド
![](https://tamamon.blog/wp-content/uploads/2023/09/ステ振り-1.jpg)
ステータスは6種類あります。
- 生命力
- 気力
- 積載力
- 動力
- 技術
- 進化
どういった戦闘スタイルかによって振っていくステータス項目がある程度決まると思います。
ステータスを振るときに、右の画面にでる色がついているところが影響のあるステータスなので、
どのステータスを伸ばしていきたいかで重視するステータスが変わってきます。
武器との相性や戦闘スタイルで変えていくのも面白いです。
私が現在プレイしている序盤~中盤にかけてくらいまででは、
ステ振り直しはないようです。
ですが、この手のゲーム・クオリティから考えてステ振り直しができないことはないと思うので、
あまり深く考えすぎない程度に振っていきましょう。
レベルアップや強化は拠点のホテル
![](https://tamamon.blog/wp-content/uploads/2023/09/スターゲイザーとソフィア.jpg)
レベルアップや強化は基本拠点となるホテル内でしか行えません。
装備の強化に関しては拠点のみでいいですが、
レベルアップがソフィアという女性からしかすることができません。
拠点でしかできないのは、わざわざ移動する手間があるので面倒だと感じます。
チェックポイントとなるスターゲイザーというところでレベルアップはできたほうが良かったと思います。
冒険途中にソウルにあたる(エルゴ)が溜まったときに、いちいち戻るのがめんどくさいです。
PS5ではロードするのに数秒で大丈夫ですが、
他の機種で遊んでいる方はかなり不快に感じる可能性があります。
このあたりはPS5版でしかプレイしていないため、わかりません。
P機関とクォーツ
![](https://tamamon.blog/wp-content/uploads/2023/09/P機関とクォーツ.jpg)
ライズオブPではP機関というものがあります
他のゲームでいうとアビリティみたいなものです。
回復できるパルス電池の量を増やしたり、回避行動が快適になるものなどがあります。
フェーズごとにP機関の解放枠に制限があり、
フェーズ1のP機関をある程度解放したら次のフェーズが解放されるシステムです。
このP機関を解放するためには、クォーツというものが必要になります。
クォーツはボスや道中の宝箱、イベントをこなしたらとれるものが多いようです。
アイテム購入とラインナップ
![](https://tamamon.blog/wp-content/uploads/2023/09/行商人から購入.jpg)
ライズオブPでは拠点であるホテル以外にも、ステージ道中に行商人が出てきます。
購入にはエルゴが必要ですが、行商人しか売っていないアイテムもあります。
出現する場所は変わらないみたいなので、エルゴをためて購入しましょう。
また、ホテルの品数もイベント(収集アイテム)を手に入れることで種類が増えていきます。
この特別なアイテムは、道中の探索からイベントにつながったり、
ストーリーを進めることで手に入れることができます。
ライズオブPの世界を楽しむためにも、探索やイベントはこなすと攻略にも役に立つと思います。
装備や戦闘について
![](https://tamamon.blog/wp-content/uploads/2023/09/大司教アンドレウス.jpg)
装備や戦闘について書いていこうと思います。
戦闘について、私個人としての評価はかなり高いです。
緊張感のあるボス戦から道中はソウルライクらしく、油断してるとすぐに死にます。
やりごたえのある難易度を求めてる人には刺さるところでしょう。
唯一気になったのが、スタッガー(大ダウン)をとるタイミングがいつ発生するのか不明な点です。
ある程度予測はできますが、内部的なもので表面上ではわからないです。
次の一撃でスタッガーが取れる状態になるのかわからないのは不便です。
ヒット&アウェイなどをしたときに、その一撃でスタッガーが取れる状態になったりします。
ヒット&アウェイの一撃でひるんだり小ダウン状態にならない場合、
敵の連続攻撃などで次の攻撃タイミングをうまくとれず、
スタッガーをとれる状態が解除されてしまうことが結構あります。
それによって致命の一撃(大ダメージ)をする機会を失うことになります。
この点も含めて難易度としてる気がしますが、気になったところではあります。
ボス戦について
![](https://tamamon.blog/wp-content/uploads/2023/09/パレードマスター.jpg)
パレードマスターというボスなど体験版でプレイした敵を除いて、
ボス戦は今のところ出会った敵で数回で勝てた敵はいなかったです。
初見で勝つのは難しいと思います。
ジャストガードをしていくことが本作では重要になってきますが、
タイミングが取りずらい攻撃やずらしてくる攻撃(ディレイ攻撃)が結構目立ちます。
敵の動きを覚えて攻撃パターンごとに対策をとっていくことが重要です。
また、助霊がいたりします。ボス戦のみ手伝ってくれるNPCです。
すべてのボスで助霊が使えるわけではないみたいです。
ボス戦ではターゲットをとってくれる(敵の攻撃をひきつける)のは助かります。
助霊を使用するかしないかは自由ですが、
ある程度敵の動きになれたら呼んで戦ってみるとあっさり勝てたりします。
ボス戦で死んでもエルゴが入口に落ちる
![](https://tamamon.blog/wp-content/uploads/2023/09/ボス前に落ちるエルゴ.jpg)
ソウルシリーズでおなじみのシステムである、死亡時に経験値(今作ではエルゴ)にあたるものをその場にロストします。
ボス戦では、ボスエリアで落としてしまうと回収が難しくなっていました。
ですが、ライズオブPではボスエリア入口にドロップします。
これは助かる人が多いと思います。
進んでいたらいつのまにかボス戦になってしまい、
大量のエルゴを落として回収不可になる、なんてことはないです。
なので、ボスで負けてもエルゴを回収して、
付近でレベルアップしてから挑むことも容易になります。
武器の強化と調合・変形
![](https://tamamon.blog/wp-content/uploads/2023/09/武器強化とユージェニー.jpg)
まず始めにライズオブPは武器のシステムがちょっと変わっています。
武器は刃の部分と握る柄の部分が分かれています。
ここはちょっとライズオブPのオリジナルを感じるところです。
刃と柄でそれぞれ重量や技があり、刃の部分は主に攻撃力や攻撃範囲・ガード性能などが関わってきます。
柄は攻撃のモーションや能力の補正値が主に関わっています。
武器の強化は刃の部分のみ強化することができ、柄と組み合わせて使用します。
この武器ごとに組み合わせ(調合)を変えて、自分のお気に入りの組み合わせを考えて使うことが必要になります。
もちろん素のままで使用もできますが、武器によってはモーションが使いやすい武器の柄と交換したり、
技が使いやすいものと変更したりと工夫ができます。
この刃と柄の組み合わせ(調合)に加えて、柄は補正のランクを変える変形が行えます。
元の補正ランクから柄を動力・技術・進化の補正を強くすることが可能です。
Cランク補正の動力がついた武器を動力補正の柄に変形することでBランクにできたりします。
武器の組み合わせは拠点(ホテル)でなくてもできる
![](https://tamamon.blog/wp-content/uploads/2023/09/武器の調合.jpg)
武器の組み合わせは拠点であるホテルでなくても変更することができます。
道中で変更したくなった場合は装備自体も変えられますが、
武器組み合わせ(調合)を変えたりすることができます。
武器の組み合わせを変える調合に消費するものなどはないので、
色々試しながら進んでいくとお気に入りの組み合わせを見つけられるかもしれません。
道中の次元の蝶々
![](https://tamamon.blog/wp-content/uploads/2023/09/次元の蝶々.jpg)
道中に次元の蝶々が出現します。
倒すと装備の強化に使うアイテムやレアなアイテムを落としてくれます。
プレイヤーから逃げるように移動して一定時間で消えてしまうので、見つけたら積極的に倒しましょう。
一度逃がしたとしても、チェックポイントや拠点に戻ると同じ場所で再出現するので、
何度もチャレンジすると良いと思います。
グラインダーと砥石、祈りの石
![](https://tamamon.blog/wp-content/uploads/2023/09/グラインダーと特殊砥石.jpg)
武器で攻撃を行っていると、武器の耐久力が消耗します。
戦闘中や道中にグラインダーをつかって武器の耐久度の回復を行うことができます。
また、中盤になると特殊な砥石が解放され、
武器に炎や電気などの属性を一時的に付与できる砥石が手に入ります。
何度も使うことはできませんが、中継ポイント(スターゲイザー)や拠点に戻った際に使用回数が復活する仕組みになっています。
同じく祈りの石をいうアイテムがあります。
こちらも使用回数が少ないですが、一時的に徐々にHPが回復したりと戦闘中に役立つアイテムです。
どちらのアイテムもボス戦など、強敵との戦闘では役に立つので、ここぞというときに使用するといい感じです。
リージョンアーム
![](https://tamamon.blog/wp-content/uploads/2023/09/リージョンアーム.jpg)
ライズオブPの主人公は左手はリージョンアームと呼ばれる特殊な腕を持っています。
このリージョンアームによって、特殊技のようなものを出すことができます。
種類もいくつか存在し、盾になるものや炎・電撃を出すものなどがあります。
リージョンアームも強化が4段階あり、特殊な強化アイテムをつかうことで強化段階をあげることができます。
使用にはリージョンというHPとは異なるゲージを消費します。
私個人としてはあまりリージョンアームは使用していないです。
さいごに
![](https://tamamon.blog/wp-content/uploads/2023/09/タイトルロゴ.jpg)
ライズオブPの初見プレイ評価をしました。
色々書きましたが、他のソウルライクゲームにすごく似た部分もあり、
王道なだけに安心できる良作といった印象です。
ですが、私個人としては好きなジャンルでもあるのですごく楽しめています。
ストーリーもダークな印象とピノキオ要素が加わり、興味深いものとなっているのが好印象です。
気になった方は遊んでみてください。
最後にソフィア姉さんをイメージしたAI画像を貼って終わりにしたいと思います。
後から気づいたけど、ソフィア姉さんの髪型センター分けやったかw
![](https://tamamon.blog/wp-content/uploads/2023/09/best-quality-masterpiece-dynamic-lightingextremely-detailed-CG-unity-8k-s-3509173284.jpg)
![](https://tamamon.blog/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)