タイトル | Lords of the Fallen |
対応機種 | PS5/xbox X|S steam |
ジャンル | アクションRPG |
プレイ人数 | 1人(オンライン接続時 2人) |
発売日 | 2023年10月13日 |
CERO | CERO (審査中 当サイト予測 Z 18歳以上対象) |
ロードオブザフォールンをクリアしました。
クリア後の評価やクリア時間などを感想を交えて書いていきたいと思います。
また、初見記事(こちら)で触れた内容にも多く触れながらやっていきたいと考えています。
なぜこんなことを言うかというと、プレイ初めのころとクリア後では、
評価の部分が大きく変わるところが多かったと感じています。
逆に言えば非常に残念な部分が多く、プレイするほど惜しい作品だと感じる点が多かったためです。
ただソウルライクゲームが好きならばプレイしても損はない作品ではあると思うので、
初見記事でも言わせていただいた、人を選ぶ作品と難易度だと思います。
内容では批評的な内容が多いかもしれませんが、
ソウルライクゲームに慣れた人であれば普通にプレイできると思っています。
詳しい部分については下記で触れていきたいと思います。
ストーリーについて
![](https://tamamon.blog/wp-content/uploads/2023/10/大きな扉と2人の騎士.jpg)
ストーリー序盤は内容を掴んでいたのですが、
中盤から後半にかけて意味が分からなくなってしまったのが正直な感想です。
(私の理解力がなくてすみません)
元々ダークファンタジー系のストーリーは掴みにくいところはありますが、
ビーコンを浄化していってアディールを倒す流れは序盤で理解できます。
ですが、後半よくわからないままビーコンを浄化するようになっていき、
最後はNPCがほぼいなくなりました。
私の場合ですが、イベントやアイテムなど多くのものを回収できていない感を多く感じながら進めていく流れになっていきました。
私のプレイスタイルが悪いからと言ってしまえばそれまでですが、シンプルに難しいと思います。
翻訳が難しくさせている可能性も十分あります。
クリア後なので、ネタバレもないと思い、
まだ情報が少ないながらもちょっと調べさせていただいきました。
結果的にはエンディングなどは分岐要素があり、隠しエンディングを含め条件とかが多く存在しているようです。
ビーコンを浄化しない方法とか色々あるようです。
ビーコンを浄化しない方法があるとは思いつきませんでした。
分岐や進め方が多くあるのは良いところだと思いますが、
プレイヤーがプレイ中に理解できない(私だけならすみません)ものは、ないものと同じかなと感じます。
下調べなしにすべてを理解し、発見できた人はすごいと思います。
NPCがどんどんいなくなる
![](https://tamamon.blog/wp-content/uploads/2023/10/不気味な祭壇.jpg)
ストーリーに関わる部分だと思います。
ビーコンの解放やNPCとのイベントの進行具合や何かのフラグで
私の場合ほとんどのNPCは拠点(スカイレスト)からいなくなりました。
もちろん売っていたものも購入できなくなり、
NPCとのイベントを何か逃しているのだろうという喪失感だけが残りました。
また、ストーリーとは関係ないところではありますが、後半のステージでは進行や探索も複雑になってきます。
取り逃していそうな気がするけど、探索が敵が多すぎて思うようにできないというジレンマに陥ります。
このあたりと組み合わせて、後半の喪失感は大きかった気がします。
このあたりはちょっと残念でした。
クリア時間やクリア時ステータス
![](https://tamamon.blog/wp-content/uploads/2023/10/クリア時のステータス.jpg)
クリア時のレベルは125レベル。クリア時間は55時間でした。
レベルは後半に一気に上がっていった感覚があります。
単純に敵1人当たりの活力が多くもらえるようになったのもあると思いますが、
私が敵の装備集めを少しやっていったのが、かなりレベル上げに貢献したような気がします。
ボリュームは55時間ほどあるので、そこそこあるように思います。
ストーリーのところでも触れましたが、
他のボリュームを増やす要素があるのにもかかわらず、うまく活かせてない気がします。
探索が敵が多すぎて難しい、NPCなどのイベント進行が難しいなど、
ボリュームがあるのに短くなってしまってる気がします。
クリア後の引き継ぎ
![](https://tamamon.blog/wp-content/uploads/2023/10/クリア後のニューゲーム選択画面.jpg)
クリア後では、ニューゲーム+と初めからゲームを再開する2つが選べます。
ニューゲーム+はレベルや所持品などを引き継いで周回になります。
よくある貴重品などのキーアイテム以外を引き継いでできるプレイモードですね。
ただ、所持品やレベルが引き継がれるのみで、
中継ポイントはすべて消滅・クラスの変更・キャラメイクなどのやり直しもできないようです。
あとはゲームを再開するは完全に最初からかと思われます。
私がちょっとうっかりしてしまったのですが、
ニューゲーム+で自動セーブされ戻れなくなったため、確認ができなくなりました。
後述する新クラスを使う場合はゲーム再開からしかできないと思われます。
![](https://tamamon.blog/wp-content/uploads/2023/10/いつでも選択できるニューゲーム.jpg)
ニューゲーム+やゲームの再開(2週目)は痕跡からいつでも選べるようです。
セーブをバックアップしていない場合、完全にもどれなくなるので注意してください。
新クラスのアンロック(光の浄化者)
![](https://tamamon.blog/wp-content/uploads/2023/10/光の浄化者.jpg)
ストーリーをクリアすると、新しいクラスがアンロックされます。
光の浄化者というクラスです。
ですが、先ほど書いたようにクラスの変更がニューゲームではできないため、
使用するならばゲームを再開するから選択する必要があると思います。
個人的なことを書かせていただくと、
キャラメイクを含め、新しいクラスやステータスを変更してプレイしたかったのですが、
ニューゲームではそれができませんでした。
早くクリアするにも中継ポイントもすべて消滅、オートセーブで戻れないとなっているため、
周回する気がなくなってしまいました。
このあたりは変更してほしいと思います。
クリア後の総評
![](https://tamamon.blog/wp-content/uploads/2023/10/審判の巫女、光の番人.jpg)
項目が多いため、先に総評を書いていこうとおもいます。
私が偉そうに言うのもなんですが、死にゲージャンルの1人のファンとして、
これからのゲーム制作の期待を込めて言わせていただこうと思います。
まず一番大事なことは、他のゲームの評価記事でも言ったことがあるのですが、
プレイヤーのやりたいことをさせることです。
多くのいいゲームと言われるものは、斬新な部分もあったりしますが、
やはりプレイヤーのやりたいを多く実現させているゲームが評価の高いゲームだと私は考えています。
そのあたりが少し欠けていると感じています。
なので総評としては、かなりいいものを持っているのに非常にもったいない作品、
良作になりえたがバランスが悪く並ゲーになってしまったと思っています。
良いところももちろんあるが相殺してしまう点が多い
ロードオブザフォールンに関しては、
- 多くの装備や呪文がある
- 素晴らしい世界観やキャラクターデザインがある
- ビルドやステ振りを考えるのが面白い
- パラレルワールドが斬新的で作り込みもすごい
これら以外にもありますが、多くの魅力もあるのも事実だと感じています。
実際に私個人的にはキャラクターデザインは好きですし、世界観も凝った作りだと感じていました。
また、通常世界と死の世界とのパラレルワールドも斬新なものを感じます。
先に簡単にバランスの悪いと感じたところをピックアップしていこうと思います。
そのあと項目ごとに書いていきます。
探索をさせないほどの敵の多さ
初見記事でも触れましたが、敵が多いためせっかくの世界観や探索要素をつぶしてしまっています。
探索要素をつぶされているため、せっかく作り込まれたフィールドを味わうことができません。
おそらくNPCのイベント関連から、装備やアイテム取得のコレクション性や収集意欲を削いでいます。
また、イベントか何かのフラグでNPCがいなくなることから呪文が買えなくなり、
次に述べるビルド構成にも影響が出てきます。
ステ振りや装備強化の制限が強い
装備の多さや呪文から色々ビルド構成を試したくなると思います。
そのためステータスの降り直しやクラスの選びなおしなどをやりたくなると思います。
ですが、ビルドの構成をやり直すクラス選択はそもそも初めからやり直す以外に現状なく。
ステータスの振り直しは再生のさなぎでできますが、交換レートの厳しい上に、
その他探索などでの入手でも少ないように感じます。(私が確認できたのは3つ)
また、装備強化ですが、最大強化できるものは1週で4つらしいです。私は3つ入手でした。
ありすぎても周回する意味が少なくなると思いますが、1週で4つはさすがに少ないと思います。
ビルド構成や装備強化を試す阻害になっていると感じます。
余談ですが、灼熱と光のステが優遇されている気がします。
特に光が強いです。
ボスやキャラデザについて
![](https://tamamon.blog/wp-content/uploads/2023/10/懲罰の達人タンクレッド.jpg)
総評でも触れましたが、キャラクターデザインはよく、私個人としても好みでした。
ダークファンタジーと言えば、異形なモンスター的な敵が多くグロテスクな見た目の敵が登場することが多いです。
ですが、ロードオブザフォールンでは人型が多く、むしろカッコいいと思うようなボスが多かったです。
また、雑魚敵もよくデザインされていて、グロテスクな見た目ながらも悪くない程度に収まってると感じました。
ただ、ボスの難易度は低くあっさりと勝ててしまうボスが多かったのが残念でした。
また、ラスボスは正直めんどくさいだけで、一番残念だったと思います。
ボスに関しては死にゲージャンルやソウルライクを語るのであれば、もう少し難易度は必要かと思います。
厳しい目で見ると、キャラの動きやパターンで難易度を上げられなかったのだと私は思っています。
終始続く敵の多さと遠距離攻撃
![](https://tamamon.blog/wp-content/uploads/2023/10/後ろから撃ってくる敵.jpg)
初見記事でも触れたのですが、敵の数が多く、遠距離攻撃が強いです。
これは最初から最後まで続きます。
逆に難易度を上げるのに、敵の多さでしか変えられなかったのではないかとも思います。
あとは敵の体力や攻撃力などの基礎ステータスを上げてくるので、
同じ見た目でも後半のステージの敵は強くなっています。
また、遠距離攻撃はプレイヤー側も強いので、
遠距離攻撃できる呪文や投擲武器中心に考えるといい気がします。
総評でも少し触れましたが、灼熱と光が優遇されている気がします。
その中でも光は使いやすいですね。
あと、初見記事で指摘したロックオンですが、アップデートのおかげなのか少し良くなった気がします。
もしかしたら自分の操作感が上がっただけかもしれません。
ですが、ロードオブザフォールンは発売後もアップデートが頻繁に来ています。
プレイヤーとしてはバグはもちろん、快適さの向上や悪いところが改善されるのは嬉しいことですよね。
後半進むべき道がわからなくなる
![](https://tamamon.blog/wp-content/uploads/2023/10/最後のビーコン.jpg)
後半進むべき道がわからなくなります。
私が道を覚えるのが苦手なほうというのもあると思いますが、
ステージのつながりが感じにくく、どこへ行けばいいのかわからないです。
そもそも1つ1つのステージも複雑で、途中鍵がなければあけられない場所もあります。
それらを覚えておくのも難しく、あったことは覚えていても元に戻れなかったりします。
マップも地図はありますが、正直なくてもよい地図なので、マップはほしかったと感じます
また、メインの進行に関わるところは進むべき方向を示してほしかったですね。
フォトモードがよい、細部も見れる3D
![](https://tamamon.blog/wp-content/uploads/2023/10/フォトモード血の聖杯を捧げる.jpg)
フォトモードはかなり楽しめました。
フォトモードでは敵の細部を3Dで確認することができ、
作り込みを感じることができます。
戦闘中ではフォトモードをするのは、難しい時もありますが、
ステージを含め細部の作り込みはシンプルにこだわりを感じます。
ボスも鎧の質感や武器も細かく作り込まれていて、余裕のある人は見てほしいと思います。
私も中盤くらいまでのボスキャラなどはただ倒していたので、
もったいなかったかなと感じました。
この修道女の仮面はキャラともにお気に入りでした。
まとめ
![](https://tamamon.blog/wp-content/uploads/2023/10/フォトモード、オリウスの信仰者.jpg)
ロードオブザフォールンのクリア後評価感想を書かせていただきました。
1人の死にゲーファンとして、厳しい目で期待を込めて書かせていただきました。
厳しい内容もあったかもしれませんが、決してクソゲーではありません。
むしろダークソウルシリーズが良く出来すぎているのかもしれません。
ただ、もっと改善すればよかったかなと思う部分は多くあるというのが正直な意見です。
少し惜しい点がすごく見えただけに、アップデートを続け改善していってほしいと思う限りです。
特に序盤はきつい気がします。もしプレイして序盤で苦しんでいる方がいれば、
そこさえ抜ければ普通にクリアできると思います。
また、道中出るミミックも厄介ですが、見分けるのに役立つ記事を書いています。
気になる方はこちらよりお願いたします。
それではみなさんも良きゲームライフを♪