ニホンヤモリを飼う前にどんな子なのか知ってほしい
私はニホンヤモリを現時点(2022年7月)で2匹飼っています。
これからニホンヤモリを飼う人や、
ニホンヤモリを飼いたいと思っている人に向けての記事になります。
飼う前としての知識や、ついさっき捕まえたけど、
飼うかどうか迷ってる人が見てくれると参考になるとおもいます。
飼う前にぼくたちのことをよく知ってね
こんな感じのことを書いていきたいと思います。
自分の飼い方になりますので、
ちょっと違うところもあるかもしれません。
ただ、私のニホンヤモリたちは
繁殖にも成功していますし、元気に育っています。
ニホンヤモリの基本情報
一般的な内容を簡単に記載します。
どんな生き物なのか、わかると思います。
- 寿命は約10年
- 適温は20~28℃
- 大きさは10センチ超えるくらい
- エサは主に生餌(主に虫)
- 価格は1,000~3,000円(売ってることは稀)
飼い始めるときに必要な物
ケージやシェルター
ケージ
スドー レプティギア 300
最初はまず飼うためのケージですね。
ケージ選びは重要です。
使う商品によって、
その後にやれることが変わってくるからですね。
画像で出したものの他に、
材質がガラスの物や爬虫類専用の機能性の高い物もあります。
自分はコスト面や取り回し、
日々のメンテナンスを考えてこちらにしました。
ニホンヤモリは壁に張り付いたりするので、
あまり高さがないものは不向きではあります。
ただ、こちらの商品は丸ごと洗いやすい。
日光浴に窓の側に持っていけるなど、
これはこれでメリットが多いです。
費用としては5,000円程度になります。
シェルター
ビバリア ハイドロボックス (爬虫・両性類用保湿シェルター)
ニホンヤモリはすごく臆病な性格です。
ケージの周りでうろうろしたり、声が聞こえると隠れようとします。
安心できるシェルターは必須といえるでしょう。
隠れる場所があるうえに、
シェルター内の湿度が高くなるものがベストだと思います。
ヤモリは湿度もある程度必要なため、
画像にあるようにシェルターの上に水が入れられるものが良いです。
隠れる場所がないと落ち着かないよぉ
今は別のシェルターを使用しています。
よい画像がなかったので、
後日撮影しておきます。
ただ機能としては同じです。
どちらも費用としては800円くらいだったと思います。
掃除したときに撮影しました
今使用しているシェルターです。
清掃後に撮影しました。
紹介したシェルターも持ってますが、
紹介したシェルターは中に入られると、
ヤモリが全くみえなくなります。
外の様子が見えた方が人に慣れてくれるんじゃないかという思いと、
日々の体調や様子を見るのに楽なので、
こちらをメインにしています。
低温対策の暖房設備
ニホンヤモリは日本の気候に適していると言われています。
なので、暖房設備はなくても問題はないらしいです。
ですが、温度が下がると活発に動けなかったり、
冬眠してしまうので、私はおすすめしていません。
なので20℃以上は冬場でも保つようにしています。
GEX EXOTERRA レプタイルヒートXS 爬虫類用シートヒーター 6W 耐久性 均一に暖まる PTCパネルヒーター 幅20~30cmケージ用
先ほどのケージと組み合わせで、
床タイプのものを使用しています。
費用としては2,000~3,000円くらいですが、
ゲージのサイズによっても変わるので調べた方が良いでしょう。
1点注意なのは
ケージ全体に温かい部分がある必要はないという事です。
全体を温めると熱くなりすぎます。
設置方法は使うもので少し変わります。
今回はケージのしたに入れるパターンでお話しします。
ゲージの下に隙間があるタイプのものを使用しているなら
そのままで問題ないと思います。
紹介したタイプのゲージならば、
隙間を開けるために、約1センチ厚の木材ですこしケージを浮かしています。
また、ランプで日光浴が必要な子ならランプを設置します。
ですが、ニホンヤモリは基本的に夜行性なので、
ランプをつけたとしても明るい場合はあまり外に出てきません。
たまに日向に置くと、石の上などで日光浴をしているときはあります。
なので、日光浴をさせたいときは
ケージごと窓の側に置くと自分から外に出たりします。
エサ・食べ物
エサは基本、生餌の虫です。
(生餌) ヨーロッパイエコオロギ SS 約100匹 爬虫類 両生類 大型魚 餌 エサ
生きている、クモやミルワーム、
コオロギなどを食べて生きています。
ニホンヤモリを飼う場合はここが一番難しいポイントかもしれません。
野生で捕まえた場合は
おそらく人工フードは食べません。
私は食べた子に、いままであったことがありませんでした。
ただ人工フードを食べてくれたらかなり楽なので、
チャレンジする価値はあると思います。
ピンセットから食べるようになれば、
人工フードも食べるかもしれません。
キョーリン レオパゲル 60グラム (x 1)
人工フードはどれがいいかイマイチわかりません。
価格としては1,000円程度ですね。
生餌の種類
生餌は主にミルワーム、レッドローチ、デュビアなどがあります。
一番のオススメはコオロギです。
理由としては、流通量の多さと、栄養面のバランスが良いからです。
その中でも、上の画像にものせたイエコと呼ばれる、
ヨーロッパイエコオロギが一番良いですね。
(生餌)ヨーロッパイエコオロギ S 1.5グラム(約45匹) 爬虫類 両生類 大型魚 餌 エサ 北海道航空便要保温
他にはフタホシコオロギもあったりします。
フタホシコオロギは、ちょっと黒っぽい色をしてます。
フタホシコオロギよりも、イエコオロギのほうが体が柔らかいです。
あごがあまり強くないニホンヤモリには適しています。
デュビアやレッドローチも良いところもあるそうですが、
ゴキブリの仲間なので家にいてほしくないです。
私が個人的にもいやです。
なので私は飼ったことないです。
あとは家にたまに出てくる、
ぴょんぴょん跳ねるクモ。
ハエトリグモなんかもよく食べますよ。
ただ、いつも遭遇するとは限らないので、
あまりあてにはなりません。
エサのサイズ
エサはヤモリの頭のサイズを基準に、
頭の半分くらいのサイズが良いと思います。
エサをあげる場合は、そのサイズを意識してください。
あまり大きいと食べられません。
種類も大事ですが、
そもそも食べられないとダメなので、
そのあたりは飼い主様が良いものを見つましょう。
あまり大きいと口に入らないよぉ
エサの入手方法
エサはネットで飼う以外にペットショップで
爬虫類のヒョウモントカゲモドキなどを飼ってる店にいくとコオロギがよく売っています。
価格も20円~30円くらいです。
10匹単位で売ってくれる場合が多いので、
近くにペットショップがあるならばそちらが便利です。
また、コオロギを一時的に飼うような形になるので、
虫かごも一緒に購入しましょう。
ちなみにネットだと100匹とかで売ってますが、
多すぎると思います。
ペットショップで入手する方を先に考えた方がいいですね。
温度計や湿度計などの備品関連
温度計・湿度計
ビバリア ツインメーター NEO
基本日本の気候に適しているので、
ニホンヤモリはそこまで温度湿度にうるさくはないです。
ただニホンヤモリにとっての適温をしるために、
温度計と湿度計は必須でしょう。
湿度は低くなりすぎなければ大丈夫です。
(紹介したシェルターがある程度湿度を保ちます)
温度の方はよく見た方が良いですね。
私の体感ですが、15度を下回ると
特に動きが悪くなるように思います。
あまり下がりすぎないように注意してください。
費用も1,000円程度のもので大丈夫です。
カルシウム+ビタミン剤
GEX EXOTERRA カルシウム+ビタミンD3 40g PT1855 粉末カルシウム・ビタミンD3 昼行性爬虫類に最適
カルシウム剤はほぼ必須です。
ビタミンはカルシウムを定着させるのを促進するそうです。
日光浴でビタミンも体内で生成するらしいですが、
カルシウムとビタミンが一緒に入ってるものがあります。
そちらを選びましょう。
なぜカルシウムが必要なのかというと、
カルシウムが不足すると『くる病』という病気にかかってしまいます。
骨が弱くなる病気だと思っていてください。
ニホンヤモリがよくかかる病気のようなので、
気を付けるに越したことはないでしょう。
予兆としては、
壁に張り付けなくなったり、ハンドリング(触った時)に
足の部分のざらざら感がなくなるように感じます。
これは私の意見です。
なので、コオロギなどの生餌を
カルシウムパウダーの中に一度入れます。
生餌の体に粉が付着するので一緒に食べてもらいます。
これで私のニホンヤモリは数年、
元気に生きているので、大丈夫だと思います。
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ピンセット
スドー ハプクラフト バンブーピンセット
虫をつかんだりしてヤモリにエサを食べさせる時に使ってます。
ただなくてはならないかと聞かれると、なくても大丈夫です。
他の物でも十分代用は聞きます。
費用も400円くらいなので、
必要と思ってから買っても良いと思います。
霧吹き・スプレー
貝印 スプレーボトル スリム 27ml ボトル ぼとる 化粧ボトル 透明 容器 旅行 トラベル YOU TIME (化粧水・香水等の使用に) 1個
ニホンヤモリは水場から
水をのむことはほとんどありません。
そのかわりに、
壁についた水滴や雫を飲んでいるそうです。
(見たことないですが)
また、湿度調整のために、壁に霧吹きする場合にも使用します。
なので、100均のでかまいませんので、
小さなスプレーがあると使用しやすいでしょう。
床材
床材はプラケースのままでも良いかもしれません。
ですが、私はキッチンペーパーを使用しています。
キッチンペーパーを使用すると
メンテナンスが楽になります。
ちゃんとした床材もありますが、
キッチンペーパーだとコストパフォーマンスが良いので重宝しています。
他にも、ある程度水分を吸うので、
湿度も保つ役割をしていそうです。
湿度管理にもいいですね。
床材については、他の生体の場合は違うかもしれませんので、
その都度しらべてください。
シェルター以外の隠れ場所
ほぼシェルターだけでも大丈夫だとは思いますが、
コオロギを入れっぱなしにするときに、
コオロギも隠れる場所があるとそこに隠れます。
なので、そこで私はL字塩ビ管を入れてます。
ヤモリがギリギリ通れるくらいのやつだと、
コオロギもその中にいることが多いです。
また、オスメスなど多頭買いするときにも、
場所のケンカにならないように隠れる場所を増やす方がいいでしょう。
覚悟しておいた方がいいこと
ニホンヤモリは基本的には、
毎日これはやらないとダメってことはないです。
温度などは見る必要があります。
エサも3日~1週間に1度くらいでもいいです。
基本的に飢餓には強いです。
正直1週間に一度のエサで十分です。
ピンセットからエサをあげないのであれば、
コオロギを入れておけば、いつの間にか食べています。
しかし、おなかがいっぱいだと食べないので、
ある程度エサの与える感覚を空けてください。
毎日絶対やらないとダメなことはないですが、
ある程度どこかのタイミングで
しなければならないことはいくつかあります。
毎日すること
- 温度と湿度管理
タイミングを見てしなければいけないこと
- 汚れたらシェルターやケージの掃除や水の入れ替え(1週間に1度~2度)
- エサを上げる(3日~1週間に一度)
- エサの管理(エサ自体を飼育する必要もあります)
これだけ見ても、
ニホンヤモリの手間としては、
あまりかからないことがわかると思います。
エサの確保管理がおそらく一番大変です。
掃除もかなり楽な方ですし、
私のやり方だとコストもかなり他の生物に比べて安いです。
飼っていると、
たまにシェルターの外に出てきたり、
シェルターの壁に張り付いていると、
おなかが減ったのかな?
日光浴がしたいのかな?
なんか考えながら育ててると面白いです。
ハンドリングは?そもそもなつくの?
自分はニホンヤモリにあまりなつかれたことがないです。
飼ってる方の中には、慣れているヤモリちゃんもいます。
うらやましいですね。
私もハンドリングなど、
チャレンジはしているのですが、
基本的にニホンヤモリは臆病です。
嫌がってるのがわかるとやめちゃうんですよね。
あと無理に捕まえると、私の子には噛まれます。
噛まれても、痛くないです。
つままれた程度でしかないです。
でも、ニホンヤモリにとっては、
それだけ嫌がってるってことですよねw
繁殖や孵化について
野生のニホンヤモリを飼い始めたら、
たまたまメスで有精卵をもっていることがあります。
そうしたら卵を産んで孵化することができます。
ちなみに、上の噛んでる子は2世なんです。
めっちゃ嫌われてるけど、、、
我が家で生まれ育ったのよ~
生まれたばかりはこんなんでした。
生まれて2日目くらいだと思います。
最初は指先に乗ってかわいかったのに、
今は噛みつかれる始末です。
だって、いやなんだもん!
卵や孵化については、
気が向いたら記事にしようかなと思います。
まとめ
ニホンヤモリについて紹介しました。
具体的に飼う事になったら、
どんなことをするのか、ある程度イメージはつくかなと思います。
一番のポイントはエサではないでしょうか?
どうやって生体を手に入れたかによりますが、
生餌のほうが望ましいでしょう。
コオロギやクモを定期的に捕まえるのは現実的ではないです。
近くのペットショップにいないか1度聞いてみることをオススメします。
いなければ、ネットで定期的に買うしかないと思います。
また、エサも生き物ですから、
ある程度育てなければ死んでしまいます。
コオロギなどは適当に育ててもほとんど死にませんけど。
一番死ぬ原因は共食いです。
コオロギも育てるとなると、
エサと水は上げる必要があります。
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